【石垣】国土交通省主催の第1回海洋観光写真コンテストで、石垣市のカメラマン中西康治さん(47)の作品が特別賞に輝いた。中西さんは12日、同市役所に中山義隆市長を訪ね、受賞報告した。受賞作は、石垣市の川平海岸にダイビング船が着岸する風景を写した。
中西さんは三重県の出身で2006年に石垣島に移住し、広告関係の取材撮影やリゾートウエディングの撮影などを手掛け、八重山地域を中心に活動。同市が文化産業創出事業の一環で取り組むプロジェクトなどにも参加している。
コンテストは海洋資源に恵まれる日本の魅力を見詰め直そうと企画され、全国から応募があった作品のうち2次審査に進んだ40点の中からグランプリ1作品、準グランプリ2作品、特別賞1作品が選ばれた。
中西さんは「石垣島は豊かな自然が残っている。砂浜から船が出る風景は全国でも少なくなっている。島にとっては普通の風景だが財産だ。今後も世界の人に見てもらえるよう活動したい」と話した。
中山市長は、受賞が石垣島のPRにつながるとして「今後も島の魅力を発信してほしい」と期待した。