新クレーン7月稼働 那覇新港、3号機22日設置


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 那覇港管理組合は16日、コンテナ積み下ろし用のガントリークレーン3号機を22日に那覇港新港ふ頭に設置すると明らかにした。那覇港振興協議会(会長・山城博美琉球海運社長)の2014年度総会で報告した。7月からの運用開始を予定している。

 3号機は既に完成済み。高さ67・7メートル、幅28・0メートル、重さ約1200トン。21日に大分県から那覇に海上輸送され、22日に国内で唯一という特殊な台船で設置する。4号機も14年度中に完成する予定。
 那覇港で進むその他の事業についても説明があった。現在、那覇クルーズターミナルの出口は北向けの左折のみだが、南向けにつながる新たな道路「若狭2号線」が7月中に完成し、8月に運用開始予定だ。
 総会では11月に開催される国際商談会「沖縄大交易会」への参加や航路誘致など、14年度事業計画と予算案を承認した。山城会長は「今後も那覇港管理組合と協力し、那覇港の発展振興に取り組みたい」と述べた。