新千原自治会が発足 グリーンハイツと統合


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
2自治会の合流を祝い交流する千原自治会の設立祝賀会=17日、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデン

 【西原】西原町の行政区自治会である千原自治会と、任意団体として活動してきた千原グリーンハイツ自治会が統合し、新たな千原自治会(比嘉利和会長)として本年度から活動が始まった。

行政区自治会の存続が危ぶまれた中で、グリーンハイツの合流で会員戸数は15世帯から33世帯に拡大。17日に同町のエリスリーナ西原ヒルズガーデンで開かれた設立記念祝賀会で、会員や周辺自治会長らが交流した。
 旧千原自治会で30年近く会長を務めてきた石原昌信さんが昨秋に亡くなり、停滞気味だった自治会運営は後任会長のなり手が見つからず行き詰まっていた。
 一方、1980年代末に住宅団地として開発された千原グリーンハイツでは、各世帯が輪番で班長を務めながらバーベキューや学事奨励会、敬老の日など地域の自治活動を展開してきた。
 旧千原自治会からグリーンハイツ自治会に統合が投げ掛けられ、グリーンハイツ側も合流について全会一致で了承した。
 4月から発足した千原自治会は1区を旧千原自治会、2区をグリーンハイツと区域分け。比嘉会長は「同じ千原といっても700メートル離れており、会員が互いの顔を知らない。交流の機会として祝賀会を開催し、活動をスタートさせる。楽しい活動を展開していきたい」と抱負を語った。
 2つの自治会の合併とはいえ、もともと公民館や集会所を持たない小さな団体同士。祝賀会には上間明町長や森川、上原、棚原の周辺自治会の自治会長も出席し、今後の自治会運営について協力や連携を確認した。