観光客690万人目標 本年度の県計画


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2014年度の数値目標

 県は20日、2014年度のビジットおきなわ計画を発表した。入域観光客数の目標値を13年度の実績値(658万人)に比べて4・9%増の690万人に設定した。3月に発表した計画案から10万人増と上方修正した。

そのうち外国人観光客数は実績値(63万人)比27・0%増の80万人、観光収入を見込み値(4463億円)比11・4%増の4970億円と設定した。
 県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は「格安航空会社(LCC)のパイロット不足など懸念材料はあるが、14年度も景況感が上向き、円安も継続すると予想されており、引き続き増加すると見込まれる」と話した。目標値の達成に向け、「今後も継続的に国内外で誘客プロモーションを展開し、受け入れ態勢を強化していきたい」と話した。
 そのほか、1人当たりの県内消費額を見込み値比6・2%増の7万2千円、うち外国人客の消費額は8・1%増の8万円と設定した。平均滞在日数は0・18日増の3・95日、うち外国人客は5・50日と設定した。延べ宿泊者数は9・8%増の2004万人泊とした。
 14年度は、国内の空路提供座席数が前年度比30万席増、海外は20万席増が見込まれていることから、国内客が14万人増、外国人客が12万人増と推計。さらにクルーズ船の年間寄港回数は21回増の101回(5月現在)が予定され、約3万人増などが見込まれている。
英文へ→Okinawa aiming to attract 6.9 million tourists in the 2014 fiscal year