田嘉里、物作りの場に 工房がコーヒーカップ展


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ギャラリー前で土鍋によるコーヒー豆の焙煎方法を説明する船田弘さん(右端)=18日、大宜味村田嘉里

 【大宜味】大宜味村田嘉里の工房蛍窯(山上學主宰)の展示スペースで17日、「ありんくりんコーヒーカップ展」が始まった。25日まで。18日には山上さんが制作した土鍋でコーヒーを焙煎(ばいせん)する実演会もあった。

 大阪出身の山上さんは2004年から大宜味村に移り住み、陶器などの作品を手掛けている。昨年11月に工房横に設けた展示スペースの名前が「ギャラリーTATI」に決まったことを記念して企画展を実施。山上さんや、親交のある岸本習太郎さん、高江洲広志さん、涌井充雄さん、伊達政仁さんによるカップやソーサー、ポット、ドリッパーなどの作品を展示している。
 焙煎実演会では、名護市のコーヒー店「DONABE-COFFEE」の店主船田弘さん(35)がコーヒー豆のいり方のこつを伝授した。来場者は実演会後、土鍋でいったコーヒーを陶器のカップで飲み、味わいを楽しんだ。実演会は25日も午後3時から行われる。
 山上さんは「年に数回は企画展をし、多くの人に物作りの場、田嘉里に来てほしい」と期待した。