タイクーデター 県人の被害情報なし「生活、通常通り」


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 県によると、23日午後5時現在(日本時間)、タイで起きたクーデターに伴う県関係者の被害は確認されていない。県がタイの県人会に電子メールで問い合わせたところ、被害の情報はなかったという。県人会に50人が加入している。琉球新報の取材に応じた県人によると、市民生活に混乱は見られないという。

 現地日本企業への集客を支援する会社社員として、バンコクで勤務する城間進さん(43)=与那原町出身=は「テレビ放送に統制はあるが街に兵士を見かけない。生活や経済活動は通常通りだ。クーデターの実感は特にない」という。
 同僚の渡慶次道規さん(29)=北谷町出身=は2週間前、沖縄からバンコクへ渡った。クーデター後の夜間外出禁止令のため、帰宅時間帯の地下鉄利用者が急増し、携帯電話がつながりにくいが、市民に混乱は見られないという。「変わった様子はない。(首都)バンコクの夜が静かなことに違和感がある」と語った。