「努力過程が自分磨く」 プロハンド銘苅選手が進路講話


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 【宜野湾】浦添市出身でハンドボール強豪国のハンガリーで活躍している銘苅淳さん(29)が21日、宜野湾市の普天間高校で同校の3年7、8組の生徒に講話した。銘苅さんは自身の経験を踏まえながら「努力した過程が将来の自分の魅力につながる」などと生徒にエールを送った。

 銘苅さんはハンガリーのトップリーグ、ジョンジョシュで2シーズン目を終えた。チームの監督から残留の話を持ち掛けられたが、より高みを目指そうと契約を終了。来季もヨーロッパでのプレーを希望している。
 銘苅さんは努力することについて「受験や高校総体の結果だけが大切ではない。思いが届かなくても、がむしゃらに取り組んだ過程が自分を磨き、将来の自分の魅力になる」と強調。高校総体を迎える生徒たちに「強くなる秘訣(ひけつ)は、恋をすることだ」と語って笑いを取りつつ、「流れ星を見るとうれしい気持ちになるように、応援している人にとっての流れ星になるよう頑張って」と話した。
 講話を聞いた平田真季さん(17)は「思考は現実化するという話が印象的だった。進路を見詰め直してなりたい自分になりたいと思った」とヒントを得た様子だった。

銘苅淳さんの話に熱心に耳を傾ける生徒=21日、宜野湾市の普天間高校
銘苅 淳さん