渡嘉敷で環境教育 愛知の中学生サンゴ植え付け


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 【渡嘉敷】自然や平和の大切さを学ぶ「沖縄体験学習」で愛知県東海市から、毎年沖縄に訪れる同市立横須賀中学校(浅野京子校長)の2年生288人が28日、渡嘉敷村の渡嘉志久ビーチでサンゴの苗の植え付けを体験した。

 渡嘉敷村の主催で国立沖縄青少年交流の家や渡嘉敷ダイビング協会の協力の下、初めて実施されたが、今後も継続するという。
 生徒は波打ち際で足を浸しながら、ヒメマツミドリイシやユビエダハマサンゴなど5種類の苗64株をプレートに植えた。プレートは地元ダイバーが渡嘉志久湾内の岩に移動させ固定した。渡嘉敷ダイビング協会の国吉晴大理事は「子どもにサンゴのことを理解してもらいながら環境保全にもなる」と話した。

サンゴの植え付けを波打ち際で体験する、横須賀中学校の生徒たち=28日午後、渡嘉敷村の渡嘉志久ビーチ(金良孝矢撮影)
渡嘉敷ダイビング協会のダイバーによって岩に固定される、横須賀中学校の生徒が植えたサンゴの苗=28日午後、渡嘉敷村の渡嘉志久ビーチ(水深約2メートル)