琉大病院移転を支援 知事が積極姿勢


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 大城肇琉球大学長と佐喜真淳宜野湾市長は29日、県庁で仲井真弘多知事と会談し、2015年3月に返還が予定される米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(宜野湾市、約51ヘクタール)の跡地に琉大医学部と同付属病院を移転する構想への支援を要請した。仲井真知事は「実現できたら非常に良いモデルになると思う」と移転へ積極的に支援する考えを示した。

 がんを放射線で治療する重粒子線施設や創薬拠点の設置を念頭に置いて、宜野湾市は返還跡地の利用計画で約20ヘクタールの「国際医療拠点ゾーン」を設置している。老朽化のため、琉大病院は再整備計画を進めていた。大城学長は「完成まで早くても10年はかかる」との認識を示した。
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