【宜野座】ホテル経営のかりゆし(那覇市、當山智士社長)と佐喜眞義肢(宜野湾市、佐喜眞保社長)が連携し、膝関節症の治療や医療ツーリズムに取り組む。
29日に共同会見し、6月から週2回、宜野座村のかりゆしカンナタラソラグーナ内に佐喜眞義肢の膝関節装具を試着できるブースを設置すると発表した。温水プールなどの保養施設を完備するカンナタラソと膝関節装具などを開発する佐喜眞義肢の連携で、膝の痛みに悩む地元客と観光客の取り込みのほか、新たな器具の共同開発を目指す。
佐喜眞義肢は、変形膝関節症などの治療やリハビリに有効な、重さ150グラムと世界最軽量の関節装具「CBブレース」を開発。毎週水と土曜日の午前11時から午後2時の間、2階ロビーに設置するブースでCBブレースの試着ができる。今後、施設内のプールでも装着可能な水陸両用の装具の開発も予定する。
装具はオーダーメードで約6万円。医師の診断書があれば保険を適用できる。金武町の米軍ギンバル訓練場跡地にあるサキマフィッティングセンターで受注し、約1カ月で完成する。
カンナタラソは、6月以降、恩納村のホテルと施設を結ぶシャトルバスの運行本数を増やす予定。