当時在校生で同窓会 宮森小学校ジェット機墜落


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2014年度の事業計画・予算案を審議する石川・宮森630会の定期総会=25日、うるま市石川

 【うるま】1959年6月に起きた宮森小学校ジェット機墜落事故の悲劇を語り継ぐ活動を続けるNPO法人石川・宮森630会(豊濱光輝会長)の2014年度定期総会が25日、うるま市石川であり、本年度の事業計画・予算案を承認した。

 事故から55年の節目を踏まえ、当時の小学校・幼稚園の在籍者による初の同窓会を6月29日、宮森小体育館で開催する。事故発生日の30日は、昨年8月に発足した遺族会と630会による初の合同慰霊祭を開く。
 総会で豊濱会長は「宮森小の歴史を語り継ぐことは私たちの使命だ。そのことによって子どもたちに緑のバトンを継ぐことができる」と語り、会活動の発展を呼び掛けた。
 同窓会の対象となるのは事故当時6年生だった47年生まれから、幼稚園生だった53年生まれの世代。還暦を超えた当時の在校生が自らの体験やその後の歩みを語り合う場として同窓会を設けることになった。事故を描いた映画「ひまわり」の上映もある。
 事故当時は2年生だった630会の久高政治事務局長は「事故から55年を迎える。当時の在校生が集まり、当時の体験を語り合い、お互いの成長を確認したい」と話している。
 630会は当時の在校生の同窓会参加を呼び掛けている。問い合わせは(電話)090(8293)8615。