有効求人倍率、過去最高0・64倍 4月県内 失業率5・8%


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 沖縄労働局が30日発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・01ポイント上昇の0・64倍となり、復帰後の最高値を更新した。2013年11月から6カ月連続で0・6倍台を維持している。県統計課が同日発表した4月の完全失業率(原数値)は5・8%で、前年同月比1・6ポイント改善した。4月に5%台を記録したのは19年ぶり。

 新規求人倍率(季調値)は前月比0・06ポイント低下の1・01倍。新規求人数(原数値)は前年同月比11・8%増の7146人で16カ月連続で増えた。新規求職申込件数(原数値)は前年同月比4・9%減の9720件となり、31カ月連続で減少した。
 完全失業者数は、前年同月比1万1千人減の3万9千人となり、8カ月連続で減少した。
 沖縄労働局の谷直樹局長は「公共事業の発注増や観光客の増加に加え、人口増に伴い個人消費が伸びていることが求人増につながっている」と分析した。【琉球新報電子版】