伊江のトウガン出荷ピーク 品質、形状ともに良好


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場内を埋め尽くすトウガン=26日、伊江村東江前の伊江村農産物第二集出荷センター

 【伊江】村内で収穫されたトウガンの出荷が最盛期を迎え、集出荷場には農家が丹精込めて育てたトウガンが次々と運ばれ、山積みとなっている。

 JA伊江支店(崎原勲支店長)によると、村内のトウガン生産者は17人。ことしは天候に恵まれ、品質や形状も良好。7日から出荷が始まり、梅雨に入ったものの晴れの日も多く、収穫作業が順調に行われた。1日に約12トン、1200ケースが生産され、大半が県外向けに出荷される。場内では機械でサイズ別に選別されたトウガンを、従業員が一つ一つ丁寧に箱詰めする作業に追われていた。
 同村のトウガンは2003年9月に県の拠点産地に認定され、宮古島市に次ぐ県内2位の生産地。農家も増え、ことしの生産量は昨年を約20トン上回る270トン程度になる見込み。トウガンの出荷は6月いっぱいまで続く。(金城幸人通信員)