北部観光の魅力探る 名護商工高、現場で調査


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ガイドの魅力について学ぶ生徒ら=28日、道の駅許田・観光案内所やんばる観光案内コーナー

 【名護】名護商工高校(比嘉淳校長)の地域産業科観光コース2年生9人は28日、道の駅許田と観光案内所やんばる観光案内コーナーで、校外学習フィールド調査を実施した。

 観光に関わる働く人たちへの取材を通して、地域観光について学ぶもの。最初に「旅行好きが選ぶ 日本全国 道の駅ランキングTOP20」で1位に輝いた道の駅許田の各店舗の特徴や役割、テナント情報を熱心に取材した。
 やんばる観光案内コーナーでは、名護さくらガイドの青山延廣さんと高橋秋男さんが、ガイドの現場についてジョークを交えながら説明。名護・やんばるの地名や生き物、沖縄の松島と呼ばれる羽地内海、やんばるのサンセットの美しさなど、魅力を語った。
 生徒からは「普段英語での対応はどのようにしているか」などの質問があった。青山さんは「英語が分かれば案内は怖くない。今の与えられた環境の中でしっかり地域観光を含めたスキルを学んで」と激励した。
 名護商工高校の地域産業科観光コースは昨年新設された。同コースを応援している名護市観光協会の比嘉重史事務局長は「地元の観光人材を育成するため、学校との連携強化を引き続き図っていきたい」と語った。
(宮城良勝通信員)