将来へ人生設計学ぶ 大宮中3年生「夢実現に継続大事」


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将来の人生設計について学ぶ大宮中学校の3年生ら=5月29日、名護市の同校

 【名護】名護市立大宮中学校(前田孝実校長)は、職業観を育むキャリア教育の一環として5月29日、3年生を対象にライフプランニング(人生設計)をテーマにした総合学習を実施した。生徒らは進学や就職、結婚など自身の将来像を描きながら、その実現に向けた課題などについて学んだ。

 授業は名護市グッジョブ連携協議会が協力し、経済産業省主催のキャリア教育アワードで最優秀賞の実績があるソニー生命保険の那覇支社ライフプランナーらが講師を務めた。
 初めに、県内の平均賃金や税金の仕組み、進学に掛かる諸経費などについて説明があった。その後「30歳に向けてどのように人生を歩んでいきたいのか」について、生徒らに人生設計させた。
 生徒らは書式を用いた具体的な計画に少々戸惑いながらも、将来の目標をイメージしながら熱心に取り組んだ。
 バスケットボールのプロ選手になることが夢という比嘉裕人君(14)は「生きていくためにどのような仕事をするのかを含め、大人になることを考えるいい機会になった」と感想を述べた。クラスメートの前で自身が描いた計画を発表した具志堅樹乃さん(15)は「夢を実現するためには、続けていくことがとても大事だということが分かった」と話した。