アヤコダンス教室(屋比久綾子代表)の発表会「夢の実現4」が5月25日、うるま市民芸術劇場響ホールで開かれた。同教室“最後”の公演に、創作を中心に3歳から大学生までの生徒36人が躍動感あふれる舞台を披露。個性輝く踊りが満場の観客を最後まで引き付けた。
創作バレエ組曲「おやゆび姫」では、カエルやネズミ、小鳥役らが絵本の世界から飛び出したような愛らしい動きで好演。幕間の演出もテンポよく、場面ごとの照明も効果的だった。おやゆび姫(中村柚奈)が瀕死のツバメ(屋比久育美)を介抱し、飛び立つまでの演技には引き込まれた。
創作の小品集は「キジムナー」「蜘蛛」など沖縄を意識した同教室ならではダイナミックな振付で楽しませた。一人一人が精いっぱいながら、舞台を楽しんでいる表情が印象的で、公演後は惜しみない拍手が送られた。ゲスト出演のCompany Dream Art(大西貴乃、松川夏子、上原なつき)、玉城七星・昂師吏功(N・Sバレエアカデミー)も舞台に華を添えた。