米国でハリアー機墜落 3軒破壊、嘉手納にも飛来


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米カリフォルニア州南東部インペリアル・バレーの住宅地に4日夕(日本時間5日早朝)、AV8Bハリアー攻撃機が墜落した。けが人や死者はいないが、墜落した住宅と周辺の計3軒が破壊された。

事故機はアリゾナ州ユマ海兵隊航空基地の所属で、事故現場は同基地から約500キロの距離。同基地のハリアーは5月にアリゾナ州フェニックスで墜落しており、この1カ月で2度の墜落事故を起こしている。
 ハリアーは山口県岩国基地やユマ基地などから、嘉手納基地にも頻繁に飛来する。海兵隊の発表によると、操縦士は墜落前に機体を脱出した。事故原因は「調査中」としており、現段階で不明。
 複数の米主要メディアによると、計8棟の住民が避難した。米紙ロサンゼルス・タイムズ電子版によると、事故の衝撃で失神し、何が起きたのか分からなかった住民もいたという。