生き生き丁寧作業 福祉事業所・ちむぐくる


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紅イモの皮むき作業をする「ちむぐくる」の利用者と職員=2日、伊江村の福祉サービス事業所「ちむぐくる」

 【伊江】NPO法人いちゃゆん会(玉城忍理事長)が運営する福祉サービス事業所「ちむぐくる」(古堅守所長)では、ことし4月から伊江村西江上の伊江島農産物加工(大城広武社長)から委託を受け、伊江島産紅イモの皮むき作業をしている。

同社へ納品された紅イモは、ペースト状にされ、ナンポー通商の「べにいもたると」の原料として出荷される。
 同事業所には11人が登録。2日は喜屋武正章さん(51)と當銘旭さん(35)、律子さん(34)夫妻が、約20キロの皮をむき、約3センチ角の大きさに切る作業をこなした。
 3人は、芸能やスポーツの話題など、「ゆんたくしながらみんなで一緒にできる作業だから楽しい」と話す。
 古堅所長は「年間を通してできる作業として収入も見込める。ありがたい。作業はゆっくりだが丁寧。出来上がる商品が分かっているので生き生きと作業している」と話した。
(中川廣江通信員)