台湾大手企業、国際通り沿い1650平方メートル取得


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 台湾の大手セメント会社、嘉新水泥(チアシン・セメント、台北市、張剛綸CEO=最高経営責任者)が、那覇市松尾の国際通り沿いの土地約1650平方メートルを購入したことが9日までに分かった。

2日に所有者の県内企業と売買契約を締結した。
 取得額は約12億円。同地は現在、駐車場として使用されており、今後ホテルや商業施設などの開発が検討される見通し。
 同社はセメント事業を中心に、グループで物流や不動産事業などを多角的に展開している。
 ホテル事業は、同社の関係企業の雲郎観光が五つ星ホテルを含む5ブランド計12ホテルを台湾と中国本土で展開している。そのほか、イタリアでも3ホテルを運営する。
 嘉新水泥CEOのスーパー・アドバイザー、馬述康(ばじゅつこう)氏は「沖縄の観光業は好調に推移しており、ホテルなどの需要は高い。嘉新水泥の参入により、沖縄のホテルがさらにグローバル化するだろう」と話した。
(呉俐君)
英文へ→Major Taiwanese company buys 1,650 square meters of land along Kokusai Street