高齢者に安心・安全を 石川署と松島区、1人暮らしを見守り


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島袋シズさん(左端)宅を訪問し、夜間の交通安全について説明する石川署員と絆の会メンバー=5日、うるま市石川

 【うるま】石川署とうるま市石川松島区の地域見守り隊「絆の会」は5日、1人暮らしの高齢者宅を訪問し、交通安全や振り込め詐欺などの被害防止を呼び掛ける活動を行った。

石川署が地域の見守り隊と合同で活動するのは初めて。地域で1人暮らしをする住民などについて情報交換しながら、安心な街づくりで連携することを確認した。
 松島区は昨年10月に、高齢のために地域の行事に参加が難しくなり、孤立しがちな住民を支え合う仕組みをつくろうと「絆の会」を結成した。日頃、高齢者世帯の隣近所の住民たちと情報交換をしながら、毎月第1木曜日に1人暮らしの高齢者世帯を訪問している。
 5日の見守り活動前には、絆の会メンバーに石川署交通課の上地涼子さんが交通安全講話を、白浜交番の漢那徳雄交番長が振り込め詐欺や宝くじの当選番号を利用した詐欺などの発生例を紹介した。
 その後、島袋シズさん(91)宅を訪問した。夜間の外出時の交通安全などについて話をし、車の運転手に歩行者の存在を知らせる反射材シールを島袋さんに贈った。島袋さんは「来てくれてうれしい」と話し、大勢の見守り隊に笑顔を見せた。