「夢、持ち続けて」 伊豆味小中でOB講演、後輩たちに熱いメッセージ


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メッセージを送る(右から)伊良波泰さん、宮里実さん、城間哲さん=15日、本部町立伊豆味小中学校

 【本部】本部町立伊豆味小中学校(長田肇校長)は15日、同校体育館で、卒業生を講師に招いた進路講演会を開いた。小学3年生以上の児童生徒ら約40人が参加した。講師たちは「夢を持ち続けて」「やりたいことに全力で取り組んで」と後輩に熱いメッセージを送った。

 登壇したのはオフィス用品を扱う南商堂(本部町)社長の城間哲さん(46)、琉球大学付属病院准教授の宮里実さん(45)、本部高校で教師を務める伊良波泰さん(46)の3人。伊豆味小中学校で過ごした思い出や、仕事について語った。
 城間さんは高校時代に社長になろうと決断し、23歳で会社を立ち上げた。2回も倒産の危機に追い込まれたことにも触れ「大変だったが生きていて良かった。仲間を大切にして、自分のやりたいことをすることが大事だ」と話した。
 宮里さんは小学校のころから医師を目指して勉強に励んだことを語り「田舎だからと諦めないで。目標に限界を設けずに夢を持ち続けてほしい」と熱く語った。
 伊良波さんは、銀行員から転職して教師を目指した経験を話し「できるかできないかではなく、やるかやらないか。失敗を怖がらず全力で取り組んでほしい」と児童らを激励した。
 保育士になることが夢だという中3の嶺井海夢君(14)は「夢を諦めないでという言葉が印象的だった」と話した。