宮古、久米島に1200人 FDA、年末年始にチャーター便


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久米島と宮古島への直行チャーター便運航を発表する、フジドリームエアラインズ営業一部の青山修一部長(左から2人目)ら=26日、県庁

 地域航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA 静岡県、須川恒次社長)は26日、県庁で会見を開き、12月上旬と年末年始に中部地方から久米島と宮古島に直行チャーター便を運航すると発表した。全てツアー商品として旅行業者が販売し、合計で約1200人の利用を見込んでいる。

 FDAが使用する機材の席数は76席と84席。3~4泊の1ツアーにつき、70人ほどの利用を見込む。中部地方の旅行業者が販売し、1人約10万円ほど。旅行会社に対し、ツアー利用者1人当たり5千円を補助する県の14年度離島観光活性化促進事業を活用する。
 中部地方から久米島と宮古島を周遊するチャーター便は、12月1~10日に計8回運航する。小牧発着が3回、松本(長野県)発着が3回、静岡発着が2回。今回の実績次第で、15年2~4月にも再度回数を増やして運航する考えだ。
 14年12月27日~15年1月5日には、宮古島に計9往復運航する。小牧発着が7往復、静岡発着が2往復。ゴールデンウイークにも運航した路線で、需要が高く15年以降も観光繁忙期を中心に運航する計画だ。
 FDA営業一部の青山修一部長は「自分の町から都市部を経由しないで直接地方の空港に行く需要が出てきている。利用者の利便性向上で、より多くの人が久米島と宮古島を訪れてほしい」と述べた。