養殖魚に興味津々 親子20人、餌やり体験


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ヤイトハタのいけすで餌をあげる児童ら=23日、本部町の県栽培漁業センター

 【本部】県栽培漁業センターの体験学習会が23日、本部町の同センターで開かれた。親子連れ約20人が参加し、同センターで養殖しているシャコ貝やシラヒゲウニ、ヤイトハタ(アーラミーバイ)などの水槽やいけすを見学した。

参加者は興味津々に水槽をのぞき込み、魚などの成長過程や養殖技術について学んだ。
 シャコ貝の水槽には、緑や青など色とりどりの貝が底に張り付いていた。光合成をする褐虫藻が体内にあるとの説明を受けた参加者は驚いた様子だった。容量100トンの水槽では、スギが大きな体をゆらして泳ぐ様子が見られた。
 ヤイトハタなどが泳ぐいけすでは餌やり体験が行われた。参加者がひしゃくで餌をいけす目がけて投げると、ヤイトハタが水しぶきを上げて勢いよく食べる様子が見られた。
 ウニの禁漁について学んでいるという、沖縄アミークスインターナショナル4年の古石華子さん(9)は「沖縄でもウニを回復させる取り組みをしていると知って驚いた」と話し、「もう少し大きくしてから海に放さないと食べられてしまうのでは」と心配そうに話した。