火の玉ホール閉店 クラブシーン25年リード


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オールジャンルの音楽で盛り上がる火の玉ホールのフロア=那覇市

 沖縄のクラブシーンを25年間にわたりリードし続けてきた草分けのクラブ「火の玉ホール」(那覇市)が9月下旬に閉店する。店主でDJの前森喜一さん(53)が四半世紀の節目に、海外での貿易関係という新たな仕事にチャレンジするため閉店を決めた。

 1989年5月に那覇市牧志に開店以来、開南、現在の新都心と移転しながらオールジャンルの音楽と国内外の有名DJやアーティストを招いたイベントで沖縄の夜を盛り上げてきた。9月20、21、22の3日間はファイナルパーティーを開催する。初日はオールジャンル、2日目はハウス、最終日はソウルやファンク中心の選曲になる。
 火の玉ホールは、東京で会社員生活を送っていた前森さんと友人が、バブル全盛期のディスコやユーロビートと違う音楽をかけるクラブをつくりたいと帰郷し開店。20~40代の幅広い年齢層に愛される「社交場」として、レゲエ、ハウス、ソウル、ジャズ ブラジル、ラテン、ロックなど、曲のルーツを意識した世界の音楽を発信してきた。
 詳細はホームページのイベントスケジュール http://www.hinotamahall.com/