海邦ベンダー工業(糸満市、神谷弘隆社長)は29日、県内初となる最新型のパンチレーザー複合機とレーザー溶接機のお披露目式を催した。経産省の補助金を受け、導入した。同社はステンレスやアルミ製の建具を製造しており、新型機導入で、生産効率の向上を目指す。
新型のパンチレーザー複合機は最長72時間連続で稼働できるほか、これまで2人がかりで作業していた工程が無人でできるようになった。レーザー溶接機は金属の接合部分にひずみや傷などを付けずに部品を接合でき、傷や汚れなどを落とす手間がかからなくなったほか、薬品を使わないで済むため、医療器具の製造にも適している。
海邦ベンダーの登川将光専務は「若い従業員が積極的に機械の操作方法を学ぼうと努力しており、社内が活性化した。製造効率はもちろんのこと、社員のモチベーションアップにもつながった」と語った。