本島の魅力再発見 シニア女性向けモニター旅行 阪急交通社など


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週刊紙の「東京リビング」に掲載された沖縄本島のモニターツアー報告

  沖縄本島の魅力を再発見しようと、阪急交通社(大阪)などは、首都圏のシニア女性たちを対象に「離島にも負けない本島の海と世界遺産」モニターツアーを実施し、2日までに報告書にまとめた。地元の人のおもてなしとゆったりとした「沖縄時間」やグルメが好評だったが、観光資源の整備や沖縄ならではの資源を再認識・活用すべきだとの指摘もあった。

 同モニターツアーは6月30日~7月2日に行われた。参加者4人は首里城跡や中城城跡など世界遺産を見学したほか、糸満市のうまんちゅ市場で買い物、読谷村でサンゴの移植などを体験した。
 人気のシュノーケリングスポット、恩納村の青の洞窟や同ビーチ周辺は、トイレや更衣室、ロッカーなどが不十分と指摘。世界遺産は、管理と整備を統一することや琉球王国の魅力をもっとPRしてほしいとの要望があった。糸満市のうまんちゅ市場は新しい発見があり都会の人は物価の違いを感じてとても楽しい、サンゴ移植は2~3年後のサンゴの成長にとてもわくわくするなどと評価した。
 ツアー報告は8月23日の週刊紙「東京リビング」にも掲載された。