【宜野湾】9月いっぱいで解体工事を迎える宜野湾市の上大謝名公民館が8月31日、子どもたちのキャンバスとなった。上大謝名子ども会の保護者らが工事を前に、築50年を超える公民館で思い出をつくってもらおうと企画した。児童らはペンキやカラースプレー、絵の具を手にし、思い思いの絵を描いた。
お絵かき会は上大謝名子ども会のメンバーと保護者らが、解体工事前の公民館で何か思い出に残るようなことはできないかと考え、企画された。
公民館は1989年に区民の寄付などで外国人住宅を買い取り、改修した建物。
この日は約40人の児童が参加し、建物内の壁や天井の隅々まで、ペンキやカラースプレーを使って、彩った。
緑のペンキを手に塗り、手形で絵を描いていた桃原正詠君(9)=大謝名小4年=は「公民館を手形でいっぱいにできて楽しかった。新しい公民館ができるのも楽しみで、たくさん遊びたい」と声を弾ませた。
新公民館は来年4月に供用開始される予定で、地域関係者らは完成を心待ちにしている。
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