【電子号外】内閣改造 山口沖縄相 菅氏が基地負担軽減担当


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 安倍晋三首相(59)は3日、第2次改造内閣の顔触れを決め、菅義偉官房長官(65)が閣僚名簿を発表した。菅氏は新たに沖縄基地負担軽減担当となる。小渕優子元少子化担当相(40)を経済産業相、有村治子元文部科学政務官(43)を女性活躍担当相に起用するなど、女性は歴代内閣最多に並ぶ5人。自民党前幹事長の石破茂氏(57)は新設の地方創生担当相で処遇した。新内閣は同日夕の皇居での認証式を経て、正式に発足する。

 麻生太郎副総理兼財務相・金融担当相(73)や菅氏、甘利明経済再生兼環太平洋連携協定(TPP)担当相(65)ら政権中核メンバーの6人は留任。12人が交代し、初入閣は8人となる。
 安全保障法制担当相には江渡聡徳前防衛副大臣(58)を登用し、防衛相兼務とした。女性では前政調会長の高市早苗氏(53)が総務相、松島みどり経産副大臣(58)が法相、山谷えり子氏(63)が国家公安委員長兼拉致問題担当相。参院からの起用は有村、山谷両氏。
 厚生労働相に塩崎恭久元官房長官(63)、農相に党TPP対策委員長を務めた西川公也氏(71)、環境相に望月義夫氏(67)、復興相に竹下亘氏(67)、沖縄北方兼科学技術担当相に山口俊一氏(64)を据えた。
 岸田文雄外相(57)、下村博文文科相(60)、公明党の太田昭宏国土交通相(68)も留任。改造前の布陣と同様、民間人の起用はなかった。
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