沖縄ツーリスト 海外拠点を新設、拡充 シンガポールと台湾


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 沖縄ツーリスト(那覇市、東良和会長)は外国人観光客の誘致を強化するため、海外事務所を新設・拡充する。10月までにシンガポールで現地法人「OTS GLOBAL PTE LTD.(仮称)」を設立するほか、今月22日に台湾の台北事務所を移転し、拡充する。

 シンガポール現地法人は資本金が1700万円で、代表に東会長、取締役に同社の中村靖常務とWUBシンガポールの遠山光一郎会長が就く。同グループ会社の「ZERO PLANNING」(北海道)と連携し、沖縄と北海道の旅行商品を販売するほか、レンタカー予約業務も開始する。
 沖縄ツーリストは11日から2015年にかけて那覇―シンガポール間の相互ツアーを計12回実施する予定。販売客数は延べ3600人。
 また、台北事務所が取り扱うホテルパックの予約など業務量が増大したため、社員数を7人から12人へ増員し、事務所も拡充する。
 県はシンガポール事務所の再開に向けて検討しており、東会長は「官民一体となってシンガポールと沖縄の懸け橋となるべく努力していきたい」とコメントした。