宮古ロックフェス 経済効果3億8600万円 りゅうぎん総研調べ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
宮古アイランドロックフェスティバル経済効果と観客数の推移

 【宮古島】りゅうぎん総合研究所は5日、6月に宮古島市で開かれた「宮古アイランドロックフェスティバル2014」の経済効果が、過去最高の3億8600万円(12年比19・87ポイント増)となったと発表した。

 10周年の節目となった今大会。ケツメイシや湘南乃風、ドラゴンアッシュ、県内からモンゴル800やかりゆし58などアーティスト計9組が参加。回を重ねるごとに県外客が増加したことを好調の要因に挙げた。
 6月21日の本番は計6469人が来場した。県外から2423人(37%)、宮古島以外の県内から890人(14%)で、島外からの来場者が51%を占めた。
 前夜祭で1500人、当夜祭で千人、後夜祭で800人と、全体で延べ9769人を集客。「宮古島でも最大の集客イベント」(同研究所)に成長した。
 一方、離島開催によるコスト高から、行政や地元企業による地域を挙げた支援や、常設の野外ステージ建設が課題とした。
 野津芳仁実行委員長は、県外でのプロモーション不足を指摘した上で「これだけの規模のイベントを維持するには、なお一層の支援がなければ継続が厳しい。今後とも行政や市民の皆さまの今まで以上の支援と協力を賜りたい」と語った。