沖縄女子短大、与那原新校舎を着工


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工事の安全を祈願してくわ入れをする石川理事長(右から2人目)ら=与那原町東浜1番地

 【与那原】キャンパス移転を進めている沖縄女子短期大学(石川秀雄理事長)は3日、与那原町東浜区の敷地内で、新校舎建設工事の安全祈願祭を行った。来年10月の開校に向け、急ピッチで取り組んでいる。

校舎棟の建築面積は1931・21平方メートル。屋内運動場が984・84平方メートル。工期は今月から2015年8月31日となっている。
 大学側から石川理事長はじめ、鎌田佐多子学長、知念真喜子後援会長、寄川美智子同窓会長らが出席。町側から古堅國雄町長、照屋勉副町長、當山健教育長らが参加した。
 安全祈願の後、石川理事長、嘉数芳則めーばる設計工房代表取締役、津波達也屋部土建代表取締役がくわ入れを行った。
 式典で石川理事長は「町はじめ、町民の理解と協力で、中城湾を目の前にした素晴らしい立地に移転が決まりほっとしている。まちづくりにも積極的に支援していきたい」と感謝の言葉を述べた。
 古堅町長は「女子短大移転の念願がかない、こんなうれしいことはない。既に始まっている保護者への出前授業と子どもたちへの学習支援に大きな期待を寄せている。小さなまちから、県内外に誇れる学園都市を目指して、これからも取り組んでいく」と喜びと抱負を述べた。
 識名盛紀町議会議長の乾杯の音頭で、参加者全員が町と女子短大のますますの発展を祝った。
(知花幸栄通信員)