スタンドアップパドルボード 普及へ八重山協会発足


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愛好者が増えているスタンドアップパドル(八重山スタンドアップパドル協会提供)

 【八重山】ボードに立ってパドルでこぐ新しい水上スポーツ「スタンドアップパドルボード(SUP)」の普及を目指す八重山スタンドアップパドル協会が1日、石垣市で設立した。関係者が同日、石垣市の石垣離島ターミナルで設立総会を開き、会見した。

 協会は八重山地域でもSUP愛好家や取扱業者が増えていることから、事故の未然防止や競技のさらなる普及を図ろうと設立された。
 講習会やインストラクターの養成のほか、大会の開催、誘致を展開するなど新たなマリンスポーツとして活用を広げ、観光の振興にもつなげる。今後、会員加入を呼び掛ける。
 協会によると、ハワイ発祥のSUPは国内でも普及が進む一方、死亡事故につながる事例も出ているという。
 会長に就任した津村力アイランドクラブ社長は「簡単なスポーツだが、いつの間にか沖に流され、事故につながる可能性がある。競技人口が増える中、事故の未然防止の取り組みが求められている」と関係機関が連携する協会設立の意義を説明した。さらに「より質の高いサービスを提供することにもつながり、観光に貢献できる」と話した。
英文へ→Yaeyma Standup Paddle Boarding Association launched to promote the sport in Okinawa