大米社長に仲本氏 下地社長は会長に専念


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 大米建設(那覇市)は9日、下地米蔵社長(59)の後任に仲本靖彦副社長(59)を昇格する人事を発表した。8月25日の取締役会で決定、9月26日の定時株主総会と取締役会で正式に決定する。

下地氏は、ことし4月の九州建設業協会会長就任を契機に、これまで兼務していた会長に専念する。代表権は下地会長と仲本社長が持つ。
 仲本氏は1955年生まれ。宮古島市平良出身。愛歯技工専門学校卒。87年、宮古交通(現大米建設)に入社。常務や専務を経て2012年から副社長。
 今回の人事に先立ち昨年11月に、執行役員常務から、国吉修氏(52)と与那城敏氏(52)を専務に、石垣永健氏(56)を常務に、外間清氏(49)を取締役にそれぞれ昇格した。
 大米グループで港湾荷役の平良港運は、下地社長の後任に砂川勝義専務(58)を昇格する。9月26日の株主総会と取締役会で正式決定する。海邦港運と石垣港運では昨年5月に、下地社長の後任に大米建設の古謝勇二専務(62)が就いた。下地氏は3社の代表権のある会長。
 大米建設の2014年6月期決算は売上高が前期比4・5%増の111億5200万円。利益重視の受注戦略を取って選別受注した。経常利益は約6倍の3億円。土木や建築部門で利益率の高い工事の受注に努めたほか、兼業の船舶部門や重機レンタルがフル稼働し、利益を押し上げた。