北山落城、情熱的に 「風雲録」児童ら躍動


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北山の風出演メンバーで最後を飾った演舞=8月30日、今帰仁村コミュニティーセンター

 【今帰仁】北山の風今帰仁城風雲録(北山てぃーだの会、TAO Factory主催)が8月30日、今帰仁村コミュニティーセンターで催された。感動の場面では観客が涙を拭う姿も多く、2回公演は大盛況だった。

 物語は、北山王朝最後の王「攀安知」と、「北山の山狗」とからかわれた副将「本部太原」の確執。王の遺児「千代松」によるあだ討ちを描いた。知られざるもう一つの北山落城の物語を、勇壮かつ情熱的に表現した。同村を中心に小学生から高校3年生まで31人が堂々とした演技で盛り上げた。
 父母の会の儀保ルミ子会長は「子どもたちがよく頑張ってくれた」と感想を述べた。次回は10月5日に那覇市で公演する。(新城孝博通信員)