岩国KC130 普天間で訓練


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
普天間飛行場周辺の住宅地上空を旋回するKC130空中給油機=15日午後0時40分すぎ、宜野湾市普天間

 【宜野湾】米軍普天間飛行場で15日、岩国基地(山口県)所属のKC130空中給油機が1時間以上にわたりタッチ・アンド・ゴー訓練を実施する様子が確認された。

同機は8月末に岩国基地への移駐が完了した後も普天間に度々飛来しているが、周辺地域を旋回し離着陸を繰り返すタッチ・アンド・ゴー訓練が確認されたのは初めて。
 KC130は同日午前11時48分ごろに1機が飛来した。昼すぎに離陸した後、午後2時すぎまで約5~10分おきに普天間飛行場でタッチ・アンド・ゴー訓練を繰り返した。
 日米両政府は8月下旬までに同機15機と部隊の岩国移駐を完了させたが、米軍は地上部隊と連携する必要性などから同機の沖縄での訓練継続を明言しており、負担軽減の実効性が疑問視されている。