「官房長官に怒りの声を」 シュワブ前に市民ら120人集結


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新基地建設に向けたボーリング調査の中止を訴え、集まった市民ら=17日午前10時すぎ、名護市辺野古

 名護市の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では17日午前8時すぎ、普天間飛行場移設に伴う新基地建設に反対する市民らがボーリング調査中止などを訴え、座り込みを始めた。午前11時までに約120人が集まり「辺野古埋立阻止」などと書かれたプラカードを掲げ、抗議している。

 また菅義偉官房長官が同日、辺野古沖を視察することを受け、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「菅官房長官へ向け、怒りの声を空に響かせよう」とあいさつした。市民らは辺野古の浜に移動し、カヌーに乗った市民とともに、上空から視察する菅官房長官に向け、抗議の声を上げるとしている。
 16日までに浅瀬部分の海底ボーリング調査を終えたとみられる海上では、午前11時までに16艇のカヌーに乗った市民が抗議行動を展開している。工事区域を示す浮具(フロート)近くに調査船の姿は確認できたが、巡視艇や海上保安庁のゴムボートの姿は確認されていない。【琉球新報電子版】