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沖縄を訪問している菅義偉官房長官は17日午後、米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が進む名護市辺野古沖をヘリコプターに搭乗して上空から視察した。新基地建設に反対する市民ら約140人が「辺野古の埋立を許さないぞ」「菅官房長官帰れ」「大浦湾を守ろう」など抗議の声を上げた。菅官房長官の視察中、巡視船や海上保安庁のゴムボートは確認されなかった。
午後0時20分すぎ、菅官房長官が乗ったとみられるヘリコプターが現れた。辺野古の浜に集まった市民らは「新基地反対」などと書かれたプラカードを掲げ続けた。ヘリコプターが去った後、沖縄平和運動センターの山城博治議長は「この美(ちゅ)ら海に新基地が建設されると、半永久的に固定化される。力を合わせて新基地建設をたっぴらかそう(やっつけよう)」と呼び掛けた。
海上では16艇のカヌーに乗った市民が抗議行動を展開し、ヘリコプターに向かってプラカードを掲げた。また海上では「辺野古の美ら海を破壊するな」などと書かれた垂れ幕を船体に張り付けて上空ヘリに訴えた。【琉球新報電子版】