65歳到達で86%に自己負担 障害者、介護保険に移行で


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 障害者が働く作業所でつくる団体「きょうされん」は17日、訪問介護を受ける65歳以上の障害者のうち、86・2%の人が介護保険への制度切り替えにより、サービス利用時の自己負担を支払っている、との調査結果を発表した。

 障害福祉制度では低所得者がサービスを受けた時の自己負担はゼロだが、65歳以上になると原則1割負担の介護保険に切り替えられ、低所得者にも自己負担が生じることが問題視されている。厚生労働省によると、障害福祉サービスの利用者全体で自己負担を支払っている人は6・6%にとどまっており、65歳を境に多くの障害者に負担が発生している形だ。
(共同通信)