2013年度観光収入12%増の4478億円、過去最高


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観光客1人当たりの県内消費額

 県文化観光スポーツ部は19日、2013年度の観光収入が前年度比12・1%増の4478億6800万円で、過去最高を記録したと発表した。2桁の増加率となったのは、06年度から年度統計を取り始めて以来初めて。観光客1人当たりの県内消費額は0・9%増の6万8062円で、3年ぶりに増加した。

 観光客の平均滞在日数が0・08日増の3・83日と伸びたことや、外国人客の飲食費などの消費額が増加したことが影響した。
 外国人客のうち、空路の観光客の1人当たりの消費額は15・9%増の9万6548円。海路の海外客は31・2%増の2万6238円だった。外国人客は宿泊費や交通費、土産・買物費など全ての項目で前年を上回った。中でも飲食費は、空路が23・9%増の2万1392円で、海路は約2倍の2581円だった。
 一方、国内客の1人当たりの消費額は1・0%減の6万7323円。国内、海外合わせた観光客1人当たりの消費額のうち、娯楽・入場費とその他を除く全ての項目で前年度を上回った。