南部の特産「見て食べて」 10月、東京で物産展


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「沖縄Hana Hanaフェスティバル」をPRする豊見城市商工会の黒須大樹氏(左)と県商工会連合会の荻堂盛臣氏=那覇市天久の琉球新報社

 離島を含む南部の10市町村商工会が連携し、南部地域の特産品をPRする物産展やカフェとのコラボレーション企画を東京で展開する。10月11、12の両日は、渋谷区で物産展「沖縄Hana Hanaフェスティバル」を開催。29日~10月12日には、全国にカフェを展開するカフェ・カンパニーグループ(東京)と連携し、同グループの都内6店舗で南部の特産品を取り入れたメニューを提供する。

南部の商工会が一体となって事業展開するのは初めて。
 「フェスティバル」には34企業が出展。菓子や酒類、調味料のほか、琉球絣など工芸品もそろえる。会場では、キッチンカーで南部の食材を使ったカレーやギョーザも販売する予定だ。
 南部のイメージを「女子旅」「癒やし」に設定する。カフェでは女性をターゲットに、モズクや海ブドウを使ったパスタ、丼のほか、「亀せんべい」をアレンジしたスイーツなど、ユニークなメニューも提供する。
 同企画を取りまとめてきた豊見城市商工会の黒須大樹経営指導員は「カフェが考案したレシピを地元の飲食店などに提供し、沖縄で食べられる仕組みも考えていきたい。特産品を通して南部の魅力を発信することで、観光客の増加も期待できる」と話した。