琉球新報社 台風１６号は２２日午前９時現在、東シナ海にあって時速２０キロで北へ進み、先島諸島から遠ざかっている。沖縄気象台によると、与那国町祖納では最大瞬間風速３３・８メートル（２１日午後１１時２０分）を記録した。
先島諸島や久米島地方では２２日昼から夕方にかけて強い風が吹く見込みで、八重山地方で最大風速１５メートル（最大瞬間風速２５メートル）、宮古島地方で最大風速１６メートル（最大瞬間風速３０メートル）、久米島地方で最大風速１５メートル（最大瞬間風速２５メートル）が予想され、沖縄気象台では警戒を呼び掛けている。先島諸島ではうねりを伴い大しけとなっており、２２日は八重山地方で５メートル、宮古島地方で５メートル、沖縄本島地方で４メートルを見込み、沖縄気象台警戒を呼び掛ける。
台風１６号に暴風域は発生していない。中心気圧は９９０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速２３メートル（最大瞬間風速３５メートル）、全域４６０キロで風速１５メートル以上の強い風が吹いている。２５日には本州に接近する恐れがある。
沖縄旅客船協会によると船便は２２日午前、八重山地方や沖縄本島地方の東シナ海側で欠航が出ている。県内の空の便は２２日朝から、通常通り運航している。
【琉球新報電子版】
