県、USJを積極誘致 県議会代表質問


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 県議会9月定例会は25日、初日の代表質問が行われ、観光関連の質問が相次いだ。県は米映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の誘致に積極的に取り組んでいく意向を初めて示した。

大型MICE施設の建設場所は、早期に判断すると説明した。那覇市旭橋バスターミナルの再開発については、観光支援施設の導入を検討していることを明らかにした。
 湧川盛順県文化観光スポーツ部長は具志堅透氏(自民党)の質問に対し、「ユー・エス・ジェイは新たなテーマパークの設置先に名護市を候補地の一つとして検討している。県は積極的に誘致に取り組んでいきたい」と述べた。
 2020年の供用開始を目指す大型MICE施設の建設場所について、湧川部長は「現在もさまざまな観点から詳細な検討を行っており、全体のスケジュールに影響を与えないよう可能な限り早期に判断していきたい」と答弁した。
 旭橋駅周辺地区の再開発事業については、湧川部長は具志孝助氏(自民党)の質問に対し、「観光支援施設の導入について検討を行ってきた」と述べ、「具体的な支援機能は団体貸し切りバス乗降機能や、観光客待合機能、観光情報案内機能」などを挙げた。