宮古病院に耳鼻科医 来月から診療制限解除へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 常勤医が不在だった県立宮古病院耳鼻咽喉科に10月1日付で医師が配置されることが分かった。2013年3月から続いていた診療制限が解除される見込み。25日に開かれた県議会9月定例会で仲井真弘多知事が狩俣信子氏(社民・護憲)に答弁した。

 宮古病院によると常勤医不在の間、琉球大学医学部付属病院から週2回医師の派遣を受けて対応していたが、外来診療は週2日、手術実施も8月だけの1カ月に制限されていた。
 10月以降の診療体制は新たな常勤医と調整し決定するが、宮古病院は「以前の体制に戻したい」としている。
 県は医師不足に悩む本島北部と離島での医師確保基金創設のため、今回の議会に20億円の補正予算案を提出している。仲井真知事は「基金を活用して医師不足解消に向けた取り組みをさらに強化したい」と述べた。