沖縄の「根音」に感謝 来月11、12日イベント開催


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「第3回根音ウマチー」への観覧を呼び掛ける出演者ら=24日、沖縄市役所

 【沖縄】沖縄の祭祀(さいし)や古典・民俗芸能など歴史の中で生まれたさまざまな音楽の「根音(にうとぅ)」に感謝するイベント「第3回根音ウマチー」が10月11、12の両日、沖縄市のコザ・ミュージックタウンの特設会場で開かれる。県内外で活躍する唄者や三線奏者、芸能団体が出演する。観覧無料。

 ことしは来場者を巻き込み、参加者全員で「てぃんさぐぬ花」「唐船ドーイ」を合奏したレコーディングを行う。11月上旬にも、動画配信サイト「iTunes」を活用して世界に沖縄の根音を発信する。
 出演者らが24日、沖縄市役所で記者会見を開いた。同イベントのプロデューサーを務める、りんけんバンドのリーダー・照屋林賢さんは「さまざまな民謡歌手が沖縄市で活躍した。この地で先人が残した根音をつなげたい」と意気込みを語った。
 両日とも午後5時に開演する。りんけんバンドが出演するほか、11日は神谷幸一さん、仲宗根創さん、村吉茜さん、HIKARIさんらが出演。12日は前川守賢さん、島袋辰也さん、知念こずえさんらが出演する。沖縄市芸能団体協議会や園田エイサー、泡瀬京太郎らの演舞も披露される。
 問い合わせは同事務局(電話)098(932)1949。