チョウの環境守りたい 塩屋小で観察会


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子どもたちが参加し、自然保護活動に取り組んだ屋古のチョウ観察会=大宜味村塩屋

 【大宜味】大宜味村立塩屋小学校(濱川栄優校長)はこのほど、NPO法人「やんばる舎」(宮城良治代表)と共催で、村塩屋地区周辺で「屋古のチョウ観察会」(7回講座)を開催、児童ら21人が参加した。

 同小は、2013年度から、やんばる舎の協力を得ながら「自然観察クラブ」を立ち上げ、塩屋湾周辺の自然保護活用に取り組んできた。
 「屋古のチョウ観察会」は、昨年度から始まり、本年度はチョウの食草の栽培、植樹にも取り組んでいる。昨年の観察会では、5科31種のチョウが観察されたが、本年度は5科40種を確認した。
 これまで、活動を指導してきた市田豊子さんは「子どもたちは、年々、多くのチョウや生き物がいる地域の良さに気が付いてきている」と話した。
 観察会に参加した塩屋小6年の座喜味小町さんは「去年よりチョウの数が増えていてびっくりした。これからもチョウが住める環境を守り観察を続けたい」と取り組みの成果を強調した。