グランドオリオン跡再開発 来月にも入居者公募


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グランドオリオン跡地に建設予定の「離島マルシェ」のイメージ図(国場組提供)

 沖縄総合事務局は29日、民間事業者と連携して実施する「地域商業自立促進事業」に採択された那覇市国際通り商店街振興組合連合会と沖縄市のプラザハウステナント会に交付決定書を授与した。

 国際通り商店街振興組合連合会は、那覇市牧志の映画館「グランドオリオン」跡地を「コミュニティー複合施設」として再開発する。敷地面積は約1060平方メートルで、延べ床面積は約580平方メートル。県内離島の特産物の販売やイベント情報を発信する「離島マルシェ」や県産食材を使った飲食店の屋台村20店が入居する。
 同施設では、入居店舗全店で「しまくとぅば」を使用するほか、広場に設置した舞台で伝統芸能などを公演する。県内各地の文化・情報などの発信拠点を目指す。来月にも飲食店の入居者を公募する。施設は来年3月末までに完成し、6月の開業を予定する。
 プラザハウスは国道330号沿いにデジタルサイナージ(大型電子看板)を設置するほか、店内に琉米文化を伝えるアンテナショップを開店する。デジタルサイナージで、入居店舗の情報や琉球政府時代の映像、地域のイベント情報などを発信する予定。