南大東 威勢良く豊年祭 みこしや山車、土俵入りも


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 【南大東】豊年祈願と村民の融和を目的とした南大東村豊年祭が22、23の両日、南大東村役場前広場などで行われた。この日に合わせて帰省する人々や観光客、姉妹島縁組盟約を結んでいる東京八丈島の八丈町長ら、多くの人が来島し祭り一色となった。

 「ワッショイ、ワッショイ」と、法被姿の男性が威勢よく掛け声をかけながら担ぐみこしや飾り付けした華やかな山車が、役場前広場から大東神社まで連なった。山車の中からは“まつり太鼓”のリズムが響いた。
 村最大のイベントは22日宵祭り、23日は本祭り。神社では神式による祭典が行われた。今年100年を迎えた相撲甚句では、成人男性が化粧まわしを付けて土俵入り。赤ちゃんを抱き抱え、強くたくましく育つよう祈願した。
 土俵では沖縄相撲と江戸相撲がそれぞれ行われた。
 一方、ふれあい広場ではタヒチアンダンスをはじめ、多彩な演目が披露され、祭りを盛り上げた。
 【江戸相撲の部】優勝・小濱亜由、技能賞・伊波誠
 【沖縄相撲の部】優勝・伊波誠、準優勝・城間恭 3位・小濱亜由
(池田羊子通信員)

法被姿の男性が「ワッショイ、ワッショイ」と、威勢良く掛け声をかけながらみこしを担ぐ南大東村豊年祭=南大東村
今年100年を迎えた相撲甚句土俵入り=南大東村