公立病院、半数超が赤字 13年度


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 地方自治体や独立行政法人が運営する892の公立病院のうち、2013年度に経常収支が黒字だったのは414病院で、全体の46%にとどまることが30日、総務省の調査で分かった。09~13年度を集中改革期間として経営効率化などを進めた結果、08年度の30%よりは改善したが、半数超が赤字という厳しい状況が続いている。

 公立病院の経営難は、医師不足に伴う人件費高騰や、救急や小児医療のような不採算部門を維持する必要があることなどが原因。対策として、自治体は定員の見直しや経費節減などを進めたが、大幅な改善には至らなかった。
(共同通信)