御嶽山、火山活発化で捜索進まず 24人取り残されたまま


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噴煙などが立ち込める御嶽山の山頂付近。火山活動が活発化しているとして、救助・捜索活動は打ち切られた=30日午後2時20分ごろ、共同通信社ヘリから

 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山の噴火で、長野県警や消防、陸上自衛隊は30日、火山活動が活発化したため、1人も搬送できないまま救助・捜索活動を途中で打ち切った。山頂付近には心肺停止状態の24人が取り残されており、10月1日朝に再開する予定。だが、火山活動が収まらず、有毒ガスの発生が続けば、救出活動が長期化する可能性もある。

 長野県によると、30日の救助・捜索活動は約850人態勢。陸自の大型ヘリコプターで山頂に直接要員を運ぶ一方、陸上から捜索隊が山頂に向かう予定だった。しかし、火山性微動の振れ幅が大きいため、午前中に中断を余儀なくされた。
(共同通信)