日中間の偏見なくそう 高橋君が最優秀賞 県少年の主張大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
高橋 天洋君

 【沖縄】第36回県少年の主張大会(主催・県青少年育成県民会議)が30日、沖縄市民小劇場あしびなーで開かれ、県内6地区の中学生代表12人が意見発表した。

最優秀賞には、「『中国人』という名の偏見」と題し、国のイメージにとらわれず積極的に関わって理解し合う大切さを主張した高橋天洋君(那覇中2年)が選ばれた。
 高橋君の両親は中国出身。通っていた日中両方の小学校で「人と違う目」で見られたこと、中国人を中傷する日本語のホームページなどを例に挙げた。高橋君は「日本人も中国人も、一人一人が個性を持つ人間だ。自分と違うたくさんの人と積極的に関わり、理解しようと努めることが、将来社会を支える私たちができることだ」と訴えた。原稿と音声テープは九州大会に出品され、上位2人に入れば全国大会に出場できる。
 その他の上位入賞者は次の通り。
▽優秀賞 城間亮太(西原中2年)、西野萌花(与勝緑が丘中2年)
▽審査員特別賞 仲村京花(上本部中3年)
英文へ→Junior high-school student whose parents are from China speaks out against prejudice